転職したいと思いつつも、結局行動に移せないと悩んでいませんか。
もしくは「転職しようかな」といつも言っている割に、いつまで経っても転職活動を始めない人が周りにいないでしょうか。
転職したいと公言するものの、結局転職しない人は一定数います。
この記事では、結局転職しない人・転職できない人の特徴と理由について解説します。
転職経験のある僕は、「転職したい」という人から相談を受けたことがあります。
相談を受ける中で、実際に感じた転職する人としない人の特徴を紹介。
転職したいと思いながら行動に移せていない人は、紹介する特徴に自身が当てはまっていないかチェックしてみてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 結局転職しない人や転職できない人の特徴を知りたい
- 本当に転職する人の特徴を教えてほしい
- 転職活動の最初の一歩が分からない
目次
【あるある】転職者経験者に相談はするけど行動はしない
転職経験者であれば、転職の相談を受けたことが一度や二度はあるかもしれません。
かく言う僕も、転職を考えている人から転職の進め方について相談を受けた経験があります。
相談にしてきた人は、「熱心に質問してくれる人」や「軽い気持ちで話を聞きたい人」などさまざまです。
しかし、転職について相談してきた人の中で、実際に行動した人は少数でした。
相談はするものの、具体的な行動にまでは至らなかったわけです。
一方で、僕は自分と同じように実際に転職した人とも、転職について話したことがあります。
両者と比較すると、僕なりに「結局転職しない人」と「実際に転職した人」の特徴と違いが見えてきました。
本記事では、僕が実際に話して感じた両者の特徴を詳しく説明していきます。
実際に僕が相談を受けて感じた「結局転職しない人」の特徴3選
さっそく、実際に僕が相談を受けて感じた「結局転職しない人」の特徴を紹介します。
主に以下3つの特徴があります。
- 何となく転職したいだけ
- ひたすら今は転職できない理由をあげる
- とりあえず今より良い会社に転職したいとしか考えていない
順番に見ていきましょう。
何となく転職したいだけ
1つ目の特徴は「何となく転職したいだけ」です。
「なぜ転職したいのか」が明確になっていない人とも言えるでしょう。
何となく転職したい人は、「世の中の流れ的に転職したほうがいいかな」や「たぶん今の会社に一生いることはなさそう」などの緩い考えであることが多いです。
そもそも転職に対して差し迫った必要性を感じていないため、具体的な行動にまでつながらないわけです。
中には、転職経験者から話を聞いたことで転職への意欲が高まり、実際に転職活動を始める人もいるでしょう。
ですが、何となく転職したい温度感で、実際に転職した人は少なくとも僕の周りにはいませんでした。
ひたすら今は転職できない理由をあげる
2つ目の特徴は「ひたすら今は転職できない理由をあげる」です。
僕が相談を受けた人は、この特徴を持つ人が一番多かったです。
何となく転職したい人と比べて転職の必要性は強く感じつつも、行動に移すことができません。
「繁忙期で忙しいから」や「自分が今辞めると他の人に迷惑がかかるから」といった理由をよく聞きます。
後述しますが、転職できない理由をあげるタイプの人は、延々と転職できない理由をあげ続けます。
仮に忙しさや人手不足の問題が解消されたとしても、また別の転職できない理由をあげるでしょう。
結局のところ、転職活動にともなう面倒くささや不安から逃げるために「今は転職できない理由」を探しているだけだからです。
とりあえず今より良い会社に転職したいとしか考えていない
3つ目の特徴は「とりあえず今より良い会社に転職したいとしか考えていない」です。
最初に紹介した「何となく転職したい人」と少し似ており、転職の目的が明確になっていないケースと言えるでしょう。
「今より良い会社に転職したい!」と転職への意欲はあるものの、何を良くしたいかがはっきりしていないために転職活動が進みません。
給与を良くしたいのか、働き方を改善したいのか、人間関係を変えたいのか。
何を今の会社よりも良くしたいのかが重要なわけです。
もちろん、給与も働き方もすべて良くなることが理想でしょう。
しかし、転職先に求める条件を広く挙げても、すべての条件を満たせる会社はそうそうありません。
転職によって何を実現したいかが言語化できなければ、曖昧な理想を掲げるだけで終わってしまいます。
「この人は絶対に転職する!」と思う人は?実際に僕が接して感じた2つの特徴
転職しない人の特徴がある一方で、「この人は絶対に転職する!」と感じた人もいます。
主に以下2つの特徴のどちらかを持つ人でした。
- すでに転職に向けて具体的な活動を起こしている
- 転職の目的が明確である
それぞれ説明します。
すでに転職に向けて具体的な活動を起こしている
「この人は絶対に転職する」と感じる人は、すでに転職に向けて具体的な活動を起こしています。
具体的な活動とは、「転職サービスに登録して求人に応募する」や「実際に面接を何社か受けている」といったことです。
実際に転職する人は、誰に相談するまでもなく自ら行動を起こしています。
もちろん行動のレベルは、人によって異なります。
例であげたように、面接まで受けている人もいれば、とりあえず転職サービスに登録しただけの人もいました。
ですが、いずれの人も最終的には新たな会社に転職しています。
転職の目的が明確である
転職の目的が明確な人も、転職する人の特徴にあげられるでしょう。
転職したい目的が明確な人は、転職活動への意欲も高いです。
目的は人それぞれで、年収アップや人間関係の改善、他にやりたいことがあるなど多種多様です。
どのような目的であっても、変えたいものがはっきりしている点は共通しています。
転職へのモチベーションが高いことはもちろん、転職先候補も絞りやすいので積極的に応募していけるわけです。
中には転職しないほうがいい人もいる!転職すべきではない人の特徴およびケースを紹介
転職しない人の特徴、反対に転職すると思う人の特徴を紹介してきました。
しかし、転職したいと考えている人の中には「転職しないほうがいい人」もいます。
ここでは、転職すべきではない人の特徴を解説していきます。
- 転職して実現したいことが明確でない
- 現在の仕事で十分な能力や実績を獲得していない
- 補足|現状への不満を理由に転職しても良い
どのような人が転職すべきではないか、ぜひ参考にしてみてください。
転職して本当に実現したいことが明確でない
転職して本当に実現したいことが明確でない人は、転職すべきではありません。
なぜ転職したいのかが明確でなくとも、何となく転職活動をおこなう中で転職先が決まる人もいます。
しかし、自分が転職したい本質的な理由を自覚できていない場合、新しい会社でもまた同じ理由で転職したくなる可能性が高いからです。
たとえば、給与に不満があると思って転職したものの、実際には働き方を改善したかったとしたら再び不満が生まれてしまうかもしれません。
もちろんこれは極端な例です。
しかし、転職して「何を実現したいのか」もしくは「何を改善したいのか」など、本質的な理由を明確にしなければ転職する意味がありません。
ですので、転職の目的や理由が明確でない人は、まずは「なぜ」の部分を言語化しましょう。
それこそ転職エージェントや周りの転職経験者に相談して、本当に自分は転職するべきなのかを整理してみてください。
現在の仕事で十分な能力や実績を獲得していない
現在の仕事で十分な能力やたしかな実績を獲得できていない人も、すぐに転職しなくても良いでしょう。
転職するからには、より良い待遇の会社を選びたいもの。
そのためには、自身のスキルや実績をいかに積み上げられるかが重要です。
言わずもがな、企業側は応募者のこれまでの経歴を重視して採用可否を判断するからです。
ですが、状況によっては十分な能力や実績を手に入れていなくとも、転職するべきです。
例として、パワハラなどのハラスメントが横行している、あまりの激務で正常な働き方ができていない、といったケースがあります。
僕自身、2社目は上司からの高圧的な言動に耐えかね、たった4ヶ月で転職しました。
「こんな環境で1年働いたとしても何も得るものはない」と早々に判断し、転職を決意しました。
ある程度の年数を勤めて、スキルや実績を獲得できることが理想ですが、現実はそう上手くはいきません。
なので、現職の環境によっては十分な実績を積めていなくとも、すぐに転職したほうが良いでしょう。
僕が4ヶ月で転職した話は以下で詳しく紹介!
補足|現状への不満を理由に転職しても良い
転職しないほうがいい人の特徴をインターネットで調べると、「会社への不満だけが転職理由の人」と書かれている記事をよく見かけます。
しかし、僕個人の考えとしては「現状への不満を理由に転職しても良い」と思っています。
なぜなら、僕自身が「上司の人間関係」という現状への不満を理由に転職しているからです。
大切なのは、転職理由が自分の本心であるか否かです。
面接での伝え方や不満に対して自責で考えるといったことは大切でしょう。
それでも、現状の不満が自分にとって本心から耐え難いものであるならば、転職によって環境を変えることは良い選択になり得ます。
良い転職先に巡り会えるかどうかは、転職活動を始めてからの話です。
最初から「こんな理由で転職したら良くないかな」と制限をかける必要はありません。
あらゆることが転職しない理由になる|ゆえにどのような理由も転職しない理由にはならない
仕事の忙しさや人手不足、家庭の状況など、転職しない・転職できない理由はさまざまです。
極端な話、あらゆることが転職しない理由になります。
僕は、人間は言い訳する天才だと思っています。
その気になれば、いくらでも転職しない理由を作れるわけです。
よくある転職できない・転職しない理由としては、以下のような内容があります。
- 仕事が忙しくて転職活動する時間がない
- 今辞めたら職場の人に迷惑がかかる
- 家族や友人から反対されている
- 今よりも良い転職先がないと思っている
もっともらしい理由に見えますが、いずれも絶対に転職活動を進められない内容ではありません。
上にあげた以外にも、きっと転職できない理由はあるでしょう。
しかし、「あらゆることが転職しない理由になる」とは、見方を変えると「どのような理由も転職しない理由にはならない」と言えます。
結局は、環境を変える不安に向き合えず、行動できない自分を正当化するために「転職できない理由」を探しているだけなのです。
現状の不満に甘んじるか、先の見えない不安に飛び込むか。
最後は本人の選択次第です。
とりあえず転職サイトに登録するだけでも良し!転職活動を大げさに捉えない
なかなか転職に向けて一歩を踏み出せない人は、転職活動自体を大げさに捉えているかもしれません。
「一度転職活動を始めたら絶対に転職しなければいけない」や「毎日のように多くの求人を調べないといけない」などの不安を抱いていませんか。
結論として、転職活動は自分のペースで進められます。
転職活動を始めたからといって絶対に転職することはないですし、むしろ他社の求人や情報を知る中で現職の良さを再認識できるかもしれません。
そうなれば、わざわざ転職せずとも今の会社で引き続き頑張ろうと思えるでしょう。
求人チェックも誰かに強制されることはありません。
空いた時間に求人を調べて、気になるものがあれば応募するだけです。
転職したいと思いつつ、転職活動そのものへハードルの高さを感じている人は、まずは転職サイトに登録だけしてみてください。
転職サイトは無料で利用できるものばかりですから、利用開始のハードルも非常に低いです。
「絶対に転職する!」と意気込むのではなく、「良い会社があったら応募してみようかな」くらいの温度感が始めやすいでしょう。
まとめ
ここまで、転職しない人・できない人の特徴を紹介してきました。
「なぜ転職したいのかが明確になっていない人」や「今は転職できない理由をあげつづける人」は、実際に転職にまで至るケースは少ないです。
本当に転職したいと思いつつも不安に邪魔されているのであれば、まずは転職サイトや転職エージェントなどのサービスに登録してみましょう。
「今より良い企業に絶対転職する!」と高いハードルを設けず、できるところから少しずつ進めてみてください。
その中で転職への意欲が高まったら、さらに具体的な行動につなげていけば良いだけです。
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