「IT企業に転職して在宅勤務したい!」
「自宅で働くことに憧れる!」
このような思いをお持ちではないでしょうか。
誰しも一度は、在宅勤務に憧れますよね(Yosuke調べ。
在宅勤務と言えば、IT企業を思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、「IT企業=在宅勤務ができる」とは限らないのが現実です。
この記事は、IT企業で在宅勤務をおこなっている僕の経験から、実際のIT企業の在宅勤務事情を紹介。
在宅勤務のメリットやデメリットを包み隠さずお話します。
在宅勤務したいと考えている人、IT企業なら在宅勤務できると思っている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 満員電車が嫌すぎて在宅勤務したい
- IT企業なら在宅勤務できるのか気になる
- 在宅勤務のメリットとデメリットを知りたい
目次
【結論】IT業界でも在宅勤務できるかどうかは企業による
結論から言いますと、IT企業だからといって在宅勤務できるとは限りません。
在宅勤務できるかどうかは、企業ごとに異なります。
僕は現在、インターネットセキュリティの会社に勤めており、すべての社員が完全に在宅勤務しています。
打ち合わせもオンラインミーティングが基本で、対面での打ち合わせはもう2年以上していません。
しかし、打ち合わせ相手も在宅勤務かと言うと、そんなことはありません。
取引先もIT企業が多いですが、出社している人はそれなりにいます。
(画面に映る相手の背景や服装から出社していることが分かります)
企業によっては出社が基本だったり、在宅と出社を使い分けたりしているところも。
ですので、在宅勤務をしたいのであれば、そもそも在宅勤務OKの条件に絞って会社を探すのが良いでしょう。
IT業界は在宅勤務OKな会社が比較的多い(肌感覚)
在宅勤務できるかは企業によるとはいえ、やはりIT業界は在宅勤務OKな会社が比較的多いと思います。
僕自身、仕事でIT企業の人とお打ち合わせすることが多く、在宅で仕事されている人が多い印象です。
IT企業の場合、インターネット環境さえあれば仕事ができる場合が少なくありません。
扱っている商品やサービスがインターネット上のものが多く、対応する仕事もネットで完結できるからです。
反対に、製造業などの有形商材を扱う業界は現物ありきですので、どうしても出社して対応しなければいけません。
ネットで仕事が完結しやすい分、IT業界は在宅勤務も可能となりやすいわけです。
在宅勤務でも自由に働けるとは限らない
「在宅勤務は自由に自分のペースで働ける!」と思っていませんか?
ところが、在宅勤務で自由に働けるかどうかも会社によって異なります。
いつだったか、在宅勤務に関する記事で「在宅勤務中はZoomをずっと繋ぎっぱなしにしている企業がある」と書かれていました。
在宅勤務だと社員がちゃんと働いているか分からないため、監視目的でつないでいるそうです。
そんな環境、息が詰まりませんか?
僕自身、在宅勤務に移行して数年経ちますが、業務時間をずっとオンラインミーティングツールで繋ぐなんて考えられません。
そのような監視を受けるくらいなら、出社したほうが100倍マシです。
ですので、在宅勤務OKの会社でも「どのように在宅勤務を導入しているか」が重要なポイントになります。
在宅勤務OKの会社でも事前に実態は調べるべき
在宅勤務できる会社で働きたいのであれば、その実態も調べるようにしましょう。
安易に在宅勤務できるとの条件だけで会社を選んでしますと、息が詰まるような監視環境で働くことになるかもしれません。
とはいえ、見極めるにしても求人からは見えてこないでしょう。
監視体制にあることを、わざわざ企業側が言うとも思えません。
できることとすれば、転職の口コミサイトで実態を調べたり、転職エージェントに相談したりして候補先を絞り込むしかありません。
ただ、僕が取引先の人とお話する限り、そうした監視体制を敷いているところは多くはなさそうです。
社員を信頼せずに監視体制を敷くことは、監視する側もされる側も無駄なコストでしかありません。
僕が知る限り、そうした無駄なコストをわざわざ払っている会社は少ない印象です。
実体験から感じる在宅勤務のメリット3つ
ここからは、具体的に在宅勤務のメリットを紹介します。
何となくイメージできる人もいると思いますが、在宅勤務には具体的に以下3つのメリットがあります。
- 移動がない|満員電車は人が乗る物ではない
- 時間を有効活用できる
- 人との接触によるストレスがない|風邪引かない
順番に詳しく説明します。
移動がない|満員電車は人が乗る物ではない
1つ目のメリットは、移動がないことです。
自宅で仕事ができるわけですから、会社への移動時間は発生しません。
おそらく在宅勤務で、多くの人が想像するメリットではないでしょうか。
ただ、移動時間がないことは表面上のメリットでしかありません。
真のメリットは、満員電車に乗らずに済むことです。
普段、満員電車に乗っている人は、「嫌だなぁ」と思いつつも慣れているのではないでしょうか。
しかし、在宅勤務に移行してから、久々に満員電車に乗ってみると気づくことがあります。
それは「満員電車は人が乗るものはない」ということです。
乗れなくなって初めて、自分がいかに満員電車からストレスを受けていたかに気づきます。
移動がないゆえに満員電車に乗らずに済む。
これこそ、在宅勤務の最高のメリットと言えるでしょう。
時間を有効活用できる
2つ目のメリットは、時間を有効活用できることです。
移動がないことと通ずる内容で、1日の時間を有効活用できます。
朝はぎりぎりまでプライベートの時間を過ごして、すぐに仕事に取り掛かれます。
逆に、夜は仕事を終えたらすぐにプライベートの時間に入れるわけです。
出社に片道30分かかる人は、往復1時間を移動に使っています。
つまり、1時間分を自分の好きなことに使えるので、余暇を楽しんだり新しい活動を始めたりできるでしょう。
実際、僕は在宅勤務になってから副業を始めました。
人との接触によるストレスがない|風邪引かない
3つ目のメリットは、人との接触によるストレスがないことです。
出社して人と関わることは、大なり小なりストレスがかかるものです。
一人暮らしの人であれば在宅勤務中は他人と一切会わないため、余計なストレスが発生しません。
在宅勤務になって数年経過する僕の経験から言うと、めっちゃ楽です。
もちろん出社して人と話す楽しさもありますが、自分の環境で働ける気楽さは何ものにも代えがたいです。
そして、もう1つ気づいたことがあります。
在宅勤務になってから、明らかに風邪を引かなくなりました。
人と接触しないので、風邪などウィルスを移されることもないわけです。
実際、人と接触しないことが体調を崩さなくなった要因かは分かりません。
ただ、在宅勤務に移行してから圧倒的に体調を崩さなくなったため、無関係ではないと僕は考えています。
実体験から感じる在宅勤務のデメリット3つ
しかし、在宅勤務はメリットばかりではありません。
僕は在宅勤務する中で、以下3つのデメリットを感じました。
- 人と話す機会が想像以上に減る
- 仕事とプライベートの境を作りにくい
- 気を抜くと一瞬で運動不足になる
1つずつ説明していきます。
人と話す機会が想像以上に減る
1つ目のデメリットは、人と話す機会が想像以上に減ることです。
いやー、人間って勝手な生き物ですよね。
人との接触がないことをメリットとして挙げておきながら、人と話す機会がないと嘆く。
それでも「過ぎたるは及ばざるが如し」との言葉がある通り、まったく人と話さないのも刺激がありません。
オンラインで話せばいいのではと、人によっては思うかもしれません。
しかし、在宅勤務になって分かったことは、オンラインで話すハードルの高さです。
打ち合わせや会議のような業務的な会話ではなく、軽い雑談レベルの会話が非常にしづらいです。
出社していれば何かの拍子に話せることも、在宅勤務ではわざわざオンライン用の会話ツールを起動しなければいけません。
それゆえ、雑談的な会話が減ってしまい、人と全然話さない日も出てしまうわけです。
仕事とプライベートの境を作りにくい
2つ目のデメリットは、仕事とプライベートの境を作りにくいことです。
在宅勤務は移動時間がないゆえ、時間を有効活用できるメリットがあると説明しました。
ですが、裏を返せば仕事とプライベートの時間が密接につながっており、境界線を作りづらい環境でもあるわけです。
僕もついやってしまいがちなのですが、一度業務終了した後にメールをチェックしたりそのまま返信してしまったりすることがあります。
自分できちんとメリハリをつけなければ、いつまでも気が休まらない状態になるかもしれません。
気を抜くと一瞬で運動不足になる
3つ目のデメリットは、運動不足になりがちなことです。
気を抜くと、一瞬で運動不足になります。
家で仕事をしていると、本当に動かなくなります。
僕が家から一歩も出なかった日は、おそらく1日で50歩も歩いていないと思います。
そんな生活を続けていれば、体が鈍ってしまうのも当然でしょう。
実際、在宅勤務を初めて一年ほど経つと、運動不足のせいか腰が痛くなり、体の調子もいまいちな状態になっていきました。
危機を感じた僕は、運動不足解消のためにジムに通いました。
今はジム通いの甲斐もあり、元気に過ごせています。
ただ、在宅勤務は運動不足になりやすいことは間違いないので、意識的に体を動かす場を作る必要があるでしょう。
在宅勤務が向いている人の特徴|反対に出社のほうが向いている人もいる
ここまでのお話を踏まえて、在宅勤務が向いている人の特徴を紹介します。
以下の特徴に当てはまる人は、在宅勤務に向いているでしょう。
- 人と話せなくてもあまりストレスにならない
- 自分で仕事とプライベートのメリハリをつけられる
- 人の目がなくとも、自己管理ができる
- 自宅の仕事環境に投資できる
在宅勤務は、人と話す機会が想像以上に減ります。
そのため、人と話すことが好きな人や人と会話できないとストレスに感じる人は、在宅勤務に向かないでしょう。
その他、在宅勤務するのであれば、自宅の仕事環境に投資できるかも重要です。
家で仕事するのであれば、デスクや椅子、モニターなどきちんと環境を整えることが大切です。
僕は在宅勤務が開始した当初、座椅子で仕事をしていました。
一瞬で腰が死にました。
そこからデスクを購入し、少し良い椅子も用意した結果、快適に仕事ができるように。
ある程度は仕事環境に投資できないと、仕事の時間がかえって辛くなってしまうかもしれません。
もし自分が紹介した特徴に当てはまらない場合、出社のほうが向いています。
まとめ
ここまで、IT企業であれば在宅勤務ができるかどうかについてお話してきました。
結論としては、ITかどうかは関係なく企業によって在宅勤務の可否は異なります。
在宅勤務できる会社に転職したい人は、業界ではなく在宅勤務を条件に候補先を絞り込みましょう。
また、在宅勤務にはメリットもデメリットもあります。
双方を理解した上で、本当に自分は在宅勤務が向いているかを考えてみてください。
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