「業界未経験でIT企業を受けるなら何をアピールしたらいい?」
「営業職がIT企業に転職するなら何を見られる?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
業界未経験でIT企業に転職したい人の中には、これから面接を受ける予定の人もいるかもしれません。
とはいえ、業界未経験だと何をアピールすべきか迷う人もいるでしょう。
営業職などの非エンジニアであれば、なおのことです。
この記事では、業界未経験でIT企業に転職した僕の経験に基づいて、面接時にアピールしたことをお話します。
僕はカスタマーサクセスで採用されたため、非エンジニアの観点からアピール内容を解説します。
同じように非エンジニアでIT企業へ転職を検討中の人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 営業職などの非エンジニアでIT企業に転職を考えている
- 業界未経験者がIT企業の面接を受けるときのアピールポイントが知りたい
- 非エンジニアがIT企業の面接でアピールすべきことを知りたい
目次
業界未経験でIT企業に入りたいなら職種経験をアピールしよう
いきなりですが、業界未経験でIT企業に入りたいなら「職種経験をアピール」しましょう。
エンジニア・非エンジニアのどちらでも必要なことですが、非エンジニアであれば必ず職種経験をアピールしなければいけません。
むしろ、業界経験がないからこそ、営業職などの非エンジニアは職種経験を語ることが必須です。
これまで培ってきた職種経験やスキルを活かして、応募したIT企業でも貢献できることを理解してもらわなければいけないからです。
ですので、業界未経験者がIT企業の面接を受けるなら、これまでの職種経験とそこで得たスキルをアピールしましょう。
ただし、面接うんぬんの前に、求人の選び方など前提部分で注意点があります。
自分の職種経験を活かせる求人であることが前提
業界未経験者がIT企業に応募する場合、自分の職種経験を活かせる求人であることが前提です。
自分の職種経験を活かせる求人でなければ、職種経験のアピールができないからです。
営業であれば営業を、広報であれば広報を募集しているIT企業の求人に応募しましょう。
とはいえ、自分の職種以外の求人にわざわざ応募することは、そうないかと思います。
仮に自分の職種経験を活かせない求人の場合、書類面接すら通過が難しいでしょう。
中には、業界・職種ともに完全未経験可の求人もありますが、得てして待遇は悪くなりがちです。
その場合は先に職種経験を積んでから、IT企業に転職するほうが望ましいです。
非エンジニアでもIT企業に転職できる職種は下記で解説!
itcareerdiary.com/5-non-engineer-it-industry-career-opportunities/
面接でも職種経験を中心に聞かれることが多い
「職種経験をアピールしよう」とお話した根拠は、僕自身の経験です。
僕はほぼ業界未経験でIT企業に転職した際、面接では職種経験を中心に質問を受けました。
たとえば、募集職種に対して活かせそうな経験はあるかといった質問です。
また、質問以前に僕は志望動機を語るとき、自分の職種経験と絡めて貢献できることをアピールしました。
自分に業界経験がないことは面接官の方も理解しているので、自ずと職種経験を中心とした質問となるわけです。
自分が面接する側のときも職種経験を中心に質問した
「業界未経験者には職種経験中心の質問となる」と説明しました。
これは自分が面接を受ける側だけでなく、面接する側でも経験したことです。
僕は現職のIT企業にて、自分のチームの採用面接にも携わりました。
僕のチームはカスタマーサクセスのポジションですので、業界経験よりも職種経験を優先して求人を出していました。
面接時は、面接官として色々と質問するわけですが、業界経験がない方には職種経験を中心に質問します。
応募者の方に、業界経験があるかは事前に職務経歴書で分かっているからです。
顧客との交渉や折衝経験の有無、コミュニケーションにおける考え方・強みなど、応募者のスキルを確認していきます。
ただ、転職後は業界知識がなくてもOKなわけではありません。
IT業界や自社サービスに関わる勉強は必要となるため、学習意欲についても確認しました。
いずれにせよ業界未経験者との面接では、職種経験を確認する質問が大半になります。
自分の面接官の経験からも、まず間違いないでしょう。
僕の転職体験談:カスタマーサクセスでIT企業に採用
ここからは、実際に僕の転職体験談をお話します。
どのようなことを面接でアピールしたのか、具体的に紹介します。
アピールしたことは、主に下記の2つです。
- 前職や現職での交渉力や折衝力のエピソードを語る
- 業界未経験ゆえに学習意欲もアピールした
もし同じような職種経験をお持ちでしたら、ぜひ参考にしてみてください。
現職での交渉力や折衝力のエピソードを語る
一番にアピールしたのは「交渉力や折衝力」です。
僕が応募した求人は、カスタマーサクセスのポジションでした。
BtoBサービスでしたので、顧客との交渉や折衝の力が求められていました。
また、社外との交渉だけでなく、サービスを提供する社内エンジニアとの調整も必要とします。
要するに、サービスを滞りなく提供するため、社内外問わずさまざまな人との交渉力が大切な仕事です。
そこで僕は、当時現職だった営業経験や前職の不動産系の仕事経験から、交渉力のアピールとなるエピソードを語ります。
どちらも社外(顧客)の要望をヒアリングし、社内または別の第三者とつなげる橋渡しの役割をしていました。
双方の要望や対応可能な範囲を伺いつつ、落としどころを探って調整した経験を伝えました。
求められるスキルに対して、「自分がそのスキルを持っていること」と「持っていることを裏付けるエピソード」を話したわけです。
業界未経験ゆえに学習意欲もアピールした
具体的な職種経験の他には、学習意欲もアピールしました。
業界未経験がゆえ、転職後にIT業界およびサービスに関する専門的な知識を学ばなければいけません。
そのため、より採用してもらいやすくなるよう、自分に学習意志があることを示す必要があると僕は考えました。
そこで僕は、独学でITパスポートを取得したことを伝えます。
ITパスポートはIT系資格の中でも、基礎中の基礎です。
正直な話、ITパスポートを取得していたからと言って大してプラスの材料にはなりません。
しかし、僕はITパスポート自体の価値ではなく、IT業界について自ら学んでいる姿勢をアピールすることを目的としていました。
「積極的に学びます!」と言うだけよりも、実際に資格取得しているほうが説得力があると考えたわけです。
自分は何ができるのかを明確にするべき
IT業界に限らず、面接では「自分は何ができるのかを語るべき」です。
企業側は自社の課題を解決するために、新たに人を雇おうとしています。
組織やチームのために、応募者が貢献してくれるかが気になるわけです。
だからこそ、応募者は自分に何ができて、組織にどう貢献できるのかを伝えましょう。
組織への貢献が抜けていると、企業側からすればその人を雇う理由が生まれません。
職種経験から自分は何ができるのかを明確にし、それを面接でアピールしてください。
自分が貢献できることを語った上でのやりたいこと
自分が貢献できることだけでなく、応募した企業で何をやりたいかも語る必要はあります。
何をやりたいかを伝えないと、企業側は「あなたが貢献してくれることは分かったけど、あなたのやりたいことはうちで実現できるの?」と疑問が残るからです。
そこでミスマッチが起こると、入社したはいいものの数ヶ月で退職の事態にもなりかねません。
ですので、応募者にとってもその企業に入ることで、今後のキャリアや人生にプラスがあると企業側に理解してもらう必要があります。
そのためには、自分の貢献を語った上でやりたいことや自分の希望を率直に伝えましょう。
僕は上司との人間関係を理由に転職活動を始めたので、第一に働きやすい環境(職場環境)を重視していました。
事前に調べた内容をもとに、応募先の職場環境や会社の価値観が自分にマッチしていると話しました。
そして、今後も成長していく業界でキャリアを築きたいことを率直に伝えて、自分の人生にとってこの転職がプラスであると伝えたわけです。
まとめ
ここまで、業界未経験でIT企業の面接を受けるとき、アピールすべきことを解説しました。
カスタマーサクセスである僕の経験に基づいているため、非エンジニアの観点で面接時のアピールについてお話しています。
IT業界に限らず、業界未経験であれば職種経験しかアピールできることはありません。
業界知識は自分のやる気次第で、転職後からでも十分に学べます。
ですので、現職で職種経験をしっかり積んでいる人は、自信を持ってアピールしましょう。
募集求人で求められているスキルと自身の経験を絡めて、組織に貢献できることを伝えてください。
本記事が、非エンジニアでIT企業へ転職を考えている人の参考になりましたら幸いです。
非エンジニアのIT業界転職におすすめのサイトは下記で紹介!
itcareerdiary.com/non-engineer-it-industry-recommended-job-sites/