営業など非エンジニアの人で、IT業界に転職を検討していませんか?
検討中の人であれば、転職活動に際して事前にIT業界について勉強すべきか悩むところでしょう。
IT業界と言っても専門分野は多岐に分かれるため、何をどこまで勉強すると良いのか判断も難しいです。
この記事では、非エンジニアが業界未経験でIT企業に転職するとき、事前に業界について勉強すべきかを解説します。
非エンジニアかつほぼ業界未経験でIT企業に転職した僕の経験から、事前に勉強が必要か否かを解説。
僕と同じように非エンジニアでIT業界への転職を検討中の人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
この記事はこんな方におすすめ
- 非エンジニアかつ業界未経験でIT企業に転職を検討中
- 転職活動時に事前にIT業界について勉強すべきか知りたい
- 勉強が必要なら何を勉強すべきかを知りたい
目次
転職活動時にIT業界の勉強はした?結論はしていない!
そもそも、僕がIT企業への転職活動時に業界について勉強したのかをお答えします。
結論としては、勉強していません!
人によって解釈が分かれるかもしれませんが、業界の成長率や市場規模などいわゆる一般的な業界知識については一切勉強していませんでした。
僕は現職のインターネットセキュリティ会社の前に、数ヶ月だけSES事業の会社にいました。
SESは自社のエンジニアをIT企業に派遣する事業のため、IT業界は身近な存在ではあります。
とはいえ、所詮数ヶ月の経験ですので、お世辞にも業界知識があるとは言えませんでした。
僕がIT業界に関して言及できことは、「今後も伸びていくであろう成長産業」である点くらいです。
実際、面接では成長産業であることに絡めて、「自分のキャリアを今後も伸びていくIT業界で築きたい」と伝えました。
IT業界といっても分野が幅広いので勉強しきれない
僕が事前に業界について勉強しなかった理由は、分野が幅広かったからです。
IT業界と一括りにされがちですが、その中身は非常に多岐に渡っています。
大きなところでは、Webアプリの開発事業やサーバーなどインフラ周りの事業、最近ではクラウドサービスも主流の1つでしょう。
また、Webアプリの開発1つとっても企業ごとに専門が異なります。
システムの要件定義や設計など上流工程を担当する企業もあれば、実際の開発など下流工程を担当する企業もあります。
つまり、闇雲にIT業界全般の勉強をしても、自分が応募するIT企業によっては効果的でない可能性があるわけです。
実際、僕の現職であるインターネットセキュリティの会社で、アプリ開発やインフラ周りの知識を持っていても、さほどアピールにはならなかったでしょう。
応募した企業の研究はしっかりおこなった|応募企業のサービスと分野は事前に勉強
業界全般の勉強はしていませんでしたが、応募した企業の研究はしっかりおこないました。
応募企業のサービスと分野については、事前に勉強しました。
いくらIT業界が幅広いとは言え、応募企業の事業や分野のことを何も知らないのでは話になりません。
企業側からしても、「うちの事業について何も知らないのになぜ応募したの?」と疑問を抱くでしょう。
ですので、求人の事業内容はもちろん、どのような役割を求められているのかはしっかり勉強しました。
業界未経験でIT企業へ転職を考えている人は、応募企業の専門分野について勉強することをおすすめします。
業界全般を勉強するよりも、ずっと効率的かつ効果的です。
IT関連資格は「ITパスポート」だけ取得
業界知識の勉強と同様に、資格取得についても気になる人がいるかもしれません。
正直、「エンジニアでない限り資格取得は不要」だと個人的には思っています。
IT資格は、エンジニア向けの資格が多数ある一方で、営業など非エンジニアに特化したIT資格は少ないです。
しかも、非エンジニア向けの資格も、取得しているからといって大きなアピール材料になりにくいものばかり。
もちろん資格への評価は企業差があるものの、転職活動において取得労力に対する効果は弱い印象です。
そもそも、資格取得がなくともIT企業への転職はできます。
僕は、IT初心者向けの基礎資格である「ITパスポート」だけ持っていました。
ITパスポートは基礎中の基礎資格のため、おそらくほとんどの企業でアピール材料にはならないでしょう。
ですので、無理に資格を取得する必要はありません。
資格よりも、職種経験のほうが間違いなく重視されます。
業界知識や資格よりも職種経験が大切
業界未経験者がIT企業に転職する際、重視されるのは業界知識でも資格でもありません。
重視されるのは、間違いなく職種経験です。
前提として、業界未経験者に業界知識がないことは企業側も理解しています。
営業などの非エンジニアであれば、なおさらでしょう。
それでは何を求めているのかと言えば、職種経験とスキルです。
営業であれば、営業経験で培ってきたスキルを求められているわけです。
業界知識は本人の学習次第で、後からいくらでも勉強できます。
しかし、職種におけるスキルは経験を通して学ぶことも多いため、一朝一夕で身につけられるものではありません。
ですので、転職活動時は無理に業界知識を詰め込む必要はありません。
応募求人に対して、自分の職種経験がどう活かせるかを考えましょう。
事前に業界研究しておいても損はない
とはいえ、勉強する必要がないわけではありません。
業界知識があるかないかで言えば、当然あるほうが良いでしょう。
業界知識があれば、志望動機からしてより説得力のある理由を語れるからです。
業界の現状や今後の成長性、分野ごとの魅力と絡めて志望動機を伝えられるため、説得力が増すわけです。
また、業界について勉強することで、転職における自身の選択肢も広がるでしょう。
IT業界のさまざまな分野を知り、興味関心を強く惹かれる出会いがあるかもしれません。
なので、余裕がある人や積極的に学びたい人は、事前に業界勉強しても損はありません。
まとめ
ここまで、非エンジニアかつ業界未経験でIT転職するとき、事前にIT業界の勉強は必要かをお話しました。
結論としては、業界全般の勉強は不要です。
僕自身、転職時にIT業界全般の勉強はしていません。
しかし、自分が応募する分野やサービスについては、事前に勉強したり情報収集したりしていました。
自分が応募する分野のことを何も知らなければ、志望動機に説得力が生まれないからです。
とはいえ、もっとも注力したことは、自分の職種経験がいかに応募内容に対して活かせるかのアピールです。
自分の職種経験やスキルを用いて、どのように貢献できるかを考えました。
同じように非エンジニアでIT転職を考えている人は、まず間違いなく職種経験を重視されます。
本記事が、IT転職を考えている人の参考になりましたら幸いです。
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